日本の紅葉露天風呂:紅葉シーズンに訪れたい絶景温泉10選
2026年10月1日

クイックアンサー
温泉地の紅葉シーズンは、10月上旬の北海道や東北の山間部から始まり、12月上旬の伊豆、関西、九州まで続きます。東京から日帰りまたは1泊2日で行くなら、箱根、鬼怒川、草津が最もアクセスしやすく便利です。日本情緒あふれる昔ながらの風情を味わいたいなら、銀山温泉(山形)や乳頭温泉(秋田)がおすすめですが、早期の予約が必須です。西日本エリアでは、大阪・神戸から近い有馬温泉、そして熊本の黒川温泉は日本人にも非常に人気のある山あいの温泉地です。
この記事はこんな方におすすめです
秋の週末に紅葉狩りと温泉を両方楽しむ旅行を計画している在日ベトナム人の方や、日本観光のスケジュールに旅館での宿泊を組み込みたい旅行者向けの記事です。日本全国から厳選した10か所の温泉地を北から南の順にご紹介し、それぞれの見頃時期やアクセス方法を詳しく解説しています。
次のような方には適さない場合があります
- 大きめのタトゥーがあり、大浴場を利用したい方:多くの施設でタトゥーのある方の入浴を制限しています。対処法については後述の注意点をご確認ください。
- 11月中旬の週末しか空いておらず、まだ予約をしていない方:人気エリアの旅館は通常2〜3か月前には満室になります。
- 車の運転ができず、山奥の秘湯へ行きたい方:一部の地域では1日のバスの本数が数本しかない場合があります。
各温泉地の紅葉の見頃時期
温泉街の多くは山間部に位置するため、近くの市街地に比べて紅葉が2〜4週間ほど早く始まります。以下の表を目安にしてください。
| 温泉地 | 都道府県 | 紅葉の見頃(目安) |
|---|---|---|
| 定山渓温泉 | 北海道 | 10月上旬〜中旬 |
| 乳頭温泉郷 | 秋田県 | 10月中旬〜下旬 |
| 草津温泉 | 群馬県 | 10月中旬〜下旬 |
| 銀山温泉 | 山形県 | 10月下旬〜11月上旬 |
| 鳴子温泉郷 | 宮城県 | 10月下旬〜11月上旬 |
| 鬼怒川温泉 | 栃木県 | 10月下旬〜11月中旬 |
| 箱根温泉 | 神奈川県 | 11月上旬〜12月上旬(標高による) |
| 黒川温泉 | 熊本県 | 11月上旬〜下旬 |
| 有馬温泉 | 兵庫県 | 11月中旬〜下旬 |
| 修善寺温泉 | 静岡県 | 11月下旬〜12月上旬 |
紅葉が最も美しいおすすめ温泉地10選
1. 箱根(神奈川県):東京から最も近く、選択肢も豊富
写真: FoxyStranger Kawasaki / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)
新宿駅から小田急ロマンスカーで約85分、箱根湯本に到着します。箱根の山は標高数百メートルから1,000メートル以上まで高低差があるため、紅葉は山頂から麓へと徐々に色づいていきます。芦ノ湖や仙石原周辺は11月上旬から見頃を迎え、標高の低い湯本や塔ノ沢は遅めの時期、年によっては12月上旬まで楽しめます。
人気の紅葉スポットには、箱根強羅公園、箱根登山鉄道(木々の間を縫うようにゆっくり走る車窓からの景色)、彫刻の森美術館などがあります。また、10月から11月上旬にかけては仙石原のススキ草原が黄金色に輝き、モミジとはまた違った美しい絶景が広がります。
箱根湯本周辺には日帰り温泉も多く、料金は約1,000円〜2,500円です。小田急の「箱根フリーパス」なら、新宿からの往復乗車券に加え、箱根エリア内の電車、バス、ケーブルカー、海賊船などが乗り放題になるため、2日間の旅行なら個別に乗車券を買うよりお得になります。
2. 鬼怒川・日光湯元(栃木県):渓谷美と山上の湖
写真: Kzaral / Wikimedia Commons (CC BY 2.0)
鬼怒川温泉は鬼怒川沿いに広がる大型温泉地で、浅草から東武特急で約2時間です。多くのホテルに渓谷を見下ろす絶景の露天風呂があります。10月下旬から11月中旬にかけては、上流部にある「龍王峡」の奇岩と紅葉が見事で、約1時間の散策コースが人気です。
より早い時期に紅葉を楽しみたいなら、湯ノ湖畔にある標高約1,500メートルの日光湯元温泉がおすすめです。10月上旬から中旬に見頃を迎えます。湯元のお湯は乳白色でほのかに硫黄の香りが漂います。いろは坂や華厳の滝と合わせたドライブコースにも最適です。
3. 草津(群馬県):温泉街の中心に広がる湯畑
写真: Aspere / Wikimedia Commons (CC0)
草津温泉は日本屈指の名湯で、自然湧出量は日本一を誇ります。温泉街の中心にはもうもうと湯気を上げる「湯畑」があり、木樋を通って流れる温泉の光景は夜になると幻想的にライトアップされます。西の河原公園では森林の中を温泉の川が流れ、10月中旬から下旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。開放感抜群の広大な大露天風呂も必見です。
アクセス:新宿からの直通高速バスで約4時間、またはJR特急で長野原草津口駅まで行き、そこから路線バスで約25分です。草津のお湯は強酸性のため、肌が弱い方は長湯を避け、入浴後はシャワーで洗い流すことをおすすめします。
4. 銀山(山形県):温泉街の川沿いに佇む木造旅館
写真: さかおり / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
銀山温泉は川沿いに大正ロマンの風情漂う3〜4階建ての木造旅館が立ち並ぶ温泉街で、夕暮れ時にはガス灯が灯ります。雪景色の写真で広く知られていますが、10月下旬から11月上旬の秋の時期は背後の山々が鮮やかに色づき、冬のピーク時よりも落ち着いた雰囲気で散策できます。
街全体で十数軒の旅館しかないため、宿泊予約はかなり早い段階で埋まってしまいます。午後早めに訪れ、街並みの散策や食事、共同浴場での入浴を楽しんでから近隣エリアで宿泊する観光客も多くいます。近年は日中の一般車両進入規制や冬季の夜間入場規制が行われているため、事前に現地の案内をご確認ください。
アクセス:山形新幹線の大石田駅から路線バスで約40分です。
5. 乳頭(秋田県):ブナの原生林に佇む7つの秘湯
写真: lumoplank / Wikimedia Commons (CC0)
乳頭温泉郷は、田沢湖に近い乳頭山の麓、広大なブナの森の中に点在する7つの温泉宿の総称です。中でも茅葺き屋根の長屋と白濁した混浴露天風呂で知られる「鶴の湯温泉」が有名です。10月中旬から下旬にかけて、ブナの葉が黄金色やオレンジ色に染まり、西日本のもみじとは一味違う雄大な紅葉美を見せてくれます。
宿泊客限定で湯巡り帳「帖」を購入でき、専用バス(湯めぐり号)を利用して各宿の湯めぐりを楽しむことができます。アクセス:秋田新幹線の田沢湖駅から路線バスで約50分です。
6. 鳴子(宮城県):紅葉の峡谷を走り抜けるローカル列車
写真: lumoplank / Wikimedia Commons (CC0)
温泉街のすぐ近くにある鳴子峡は、東北地方屈指の紅葉の名所として知られています。大深沢橋の展望デッキからは、紅葉に彩られた深い渓谷のトンネルを出入りするJR陸羽東線の列車を一望でき、多くの鉄道ファンや写真家が集まります。例年の見頃は10月下旬から11月上旬です。
鳴子温泉郷は国内にある多様な泉質が集結していることでも知られ、木造のレトロな共同浴場「滝の湯」などにお手頃な料金で立ち寄ることができます。アクセス:東北新幹線の古川駅からJR陸羽東線に乗り換え、約45分です。
7. 黒川(熊本県):阿蘇の山々に抱かれた温泉集落
写真: hiroooooki from Tokyo, Japan / Wikimedia Commons (CC BY 2.0)
黒川温泉は渓谷沿いに位置する静かな温泉地で、約30軒の旅館が統一感のある木造や土壁の景観を守り、派手な看板は一切ありません。木製の「入湯手形」(約1,300〜1,500円、数か月間有効)を購入すれば、好きな宿の露天風呂を3か所選んで巡ることができます。紅葉の見頃は11月上旬から下旬頃です。
福岡(博多)または熊本市内から高速バスで約2.5〜3時間です。レンタカーを利用する場合は、阿蘇の絶景パノラマラインや鍋ヶ滝と併せて巡るルートがおすすめです。
8. 有馬(兵庫県):日本最古の名湯、大阪・神戸からのアクセス抜群
写真: Wpcpey / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
六甲山の北側に位置する有馬温泉は、神戸から約30分、大阪から約1時間と好アクセスです。鉄分と塩分を豊富に含み赤褐色に濁る「金泉」と、無色透明な「銀泉」の2つの名湯を楽しめます。日帰りなら、公衆浴場の「金の湯」「銀の湯」(入浴料約650〜800円)が便利です。
秋には、温泉街の高台にある瑞宝寺公園(ずいほうじこうえん)が紅葉の名所となり、11月中旬から下旬に見頃を迎えます。六甲有馬ロープウェーに乗って上空から紅葉を眺め、そのまま有馬温泉街へと下りるルートも人気です。
9. 定山渓(北海道):日本で一番早い秋の訪れ
写真: t-konno / Wikimedia Commons (CC BY-SA 3.0)
札幌市中心部から直行バスで約1時間の定山渓温泉は、豊平川の深い渓谷沿いに位置しています。本州の大部分がまだ緑に覆われている10月上旬から中旬にかけて、一足早く鮮やかな紅葉がピークを迎えます。川沿いの遊歩道にある「二見吊橋」は絶好の撮影スポットです。足を伸ばせば、電気バスでアクセスする豊平峡ダムの紅葉も見応えがあります。
北海道在住の方や、10月に札幌旅行を計画している方に最適です。温泉街の各所には無料で利用できる足湯も点在しています。
10. 修善寺(静岡県):伊豆半島に広がるもみじ林
写真: 663highland / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
修善寺温泉は1200年以上の歴史を誇る名湯で、温泉街を流れる川沿いの「竹林の小径」や、テーマパーク「修善寺虹の郷」があります。西側にある「もみじ林」は比較的紅葉が遅く、11月下旬から12月上旬が見頃となります。北国の紅葉シーズンが終わった後でも楽しめるスポットです。
アクセス:東海道新幹線で三島駅へ、伊豆箱根鉄道に乗り換えて約35分の修善寺駅から路線バスで約10分です。
秋の温泉旅行を計画する5つのステップ
- 時期に合わせてエリアを選ぶ:10月は北日本(北海道、東北、群馬)、11月は東京近郊、関西、九州が適しています。
- 早めに宿を予約する:銀山温泉、乳頭温泉、黒川温泉などの宿は2〜3か月前の予約をおすすめします。満室の場合は日帰り入浴プランを検討しましょう。
- タトゥーに関するルールを確認する:旅館の公式ウェブサイトをチェックするか、事前にメール等で確認してください。
- 紅葉の進み具合をチェックする:出発の1週間前頃から、紅葉見頃情報サイトや自治体の観光情報ページで現況を確認しましょう。
- 持ち物と交通ダイヤの確認:山間部では最終バスが18時前に出発することもあるため、帰りのバスの時刻表を事前に確認しておきましょう。
費用の目安
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 日帰り入浴 | 約500円〜2,500円 |
| 旅館1泊2食付き(秋のピーク期、2名1室利用時の1名料金) | 約15,000円〜40,000円(高級旅館や老舗宿はさらに高額な場合あり) |
| 一般的な温泉リゾートホテル(バイキング形式) | 約10,000円〜18,000円 |
| レンタルタオル(持参しない場合) | 約200円〜500円 |
| 入湯税 | 通常1人1泊につき150円(現地精算) |
旅館の宿泊料金は1部屋単位ではなく「1名あたり」で計算されるのが一般的で、土曜日や祝前日は平日よりも高くなります。日曜日の夜から木曜日にかけて宿泊すると、費用を大幅に抑えることができます。
温泉に入る際のマナーと注意点
- 浴槽に入る前に体を洗うこと。洗い場に座り、髪や体をしっかり洗ってからお湯に浸かりましょう。
- 水着の着用や、湯船にタオルをつける行為は禁止です。小さなフェイスタオルは頭の上に乗せるか、湯船の縁に置いてください。
- 長い髪はまとめること。お湯に髪がつかないようにヘアゴム等で結んでください。
- 浴室内での撮影は禁止です。他にお客様がいない場合でもカメラの使用は控えましょう。
- タトゥーについて:小さなタトゥーであればカバーシールで隠せばOKな施設もあります。タトゥーが大きい場合は、貸切風呂(家族風呂)や露天風呂付き客室を予約するか、「タトゥー入浴可」と明記されている宿を選びましょう。
- 入浴前後はしっかりと水分補給をし、飲酒直後の入浴は避けてください。42度以上の熱いお湯の温泉もあるため、長湯せず適度に休憩を挟みながら楽しみましょう。
よくある失敗談
- 市街地の見頃に合わせて行ったら、山間部の温泉街の紅葉はすでに散っていた。山の紅葉は街中より2〜4週間早いことを計算に入れておきましょう。
- 最終バスを逃してしまった。温泉地から最寄り駅までのタクシー代は8,000円〜15,000円ほどかかることがあります。
- 旅館の浴衣を記念撮影用の部屋着だと思っていた。城崎や銀山などの温泉街では、浴衣姿のまま街歩きや外食を楽しむのが一般的な文化です。なお、浴衣を着る際は「右前(自分から見て左側の前身頃を上に重ねる)」が正しい着方です。
- 旅館の夕食の時間に遅れてしまった。夕食の開始時間は通常18時〜19時頃です。連絡なしに大幅に遅れると、料理が提供されなくなる場合があります。
よくある質問(FAQ)
タトゥーがあっても温泉に入れますか?
入浴可能ですが、場所を選ぶ必要があります。観光地の大型ホテルなどを中心に、シールで隠せる程度の小さなタトゥーであれば許可される施設が増えています。最も確実な方法は、客室露天風呂付きの部屋や、貸切風呂を予約することです。
宿泊しなくても旅館の温泉に入れますか?
多くの旅館やホテルで日帰り入浴(立ち寄り湯)を受け付けており、利用時間は主に11時〜15時頃、料金は1,000円〜2,500円程度です。ただし、紅葉の繁忙期には日帰り入浴の受け入れを休止する場合もあるため、事前に電話や公式サイトで確認することをおすすめします。
東京から日帰りで行けるおすすめの温泉はどこですか?
アクセスが最も簡単なのは箱根です。鬼怒川や日光も日帰り可能ですが、移動時間が長いためやや慌ただしくなります。草津は高速バスで片道約4時間かかるため、1泊2日の旅程がおすすめです。
旅館はどこで予約できますか?
楽天トラベルやじゃらん(日本語対応)、各種オンライン旅行予約サイトから予約できます。一部の小さな旅館は公式ホームページまたは電話でのみ予約を受け付けています。地方の温泉地の場合、楽天トラベルやじゃらんの方がプランや空室の選択肢が豊富な傾向にあります。
小さな子ども連れでも温泉に入れますか?
問題なく入れます。通常はお父さんまたはお母さんと一緒に大浴場に入ります。ファミリー向けの貸切風呂を備えた旅館も多数あります。なお、男児が女湯に、女児が男湯に入れる年齢制限は各都道府県の条例によって異なるためご注意ください。
参考・情報元
- 日本政府観光局(JNTO):japan.travel
- 箱根、草津、銀山、黒川、有馬 各観光協会公式サイト
- 紅葉見頃予想・現況情報:tenki.jp、Walkerplus(紅葉特集)
カバー写真: lumoplank / Wikimedia Commons (CC0)
情報確認日
本記事の情報は2026年9月時点のものです。入浴料金、宿泊料金、バスの運行スケジュールは季節や年度によって変動するため、ご出発前に各宿泊施設や公式サイトで最新情報をご確認ください。
山間部の温泉地へのお出かけも、通信環境があれば安心
乳頭温泉や銀山温泉、黒川温泉といった山あいの温泉地では、旅館の無料Wi-Fiがロビー周辺でしか使えないことも珍しくありません。帰りのバスの時刻を調べたり、周辺マップを確認したりするためには、安定したモバイル通信が欠かせません。HD TELECOMでは、在日ベトナム人の方や訪日旅行者向けに、安心のベトナム語サポート付きのデータSIM、eSIM、ポケットWiFiをご用意しております。プランの詳細は月額eSIM、データSIMをご覧いただくか、お気軽にカスタマーサポートまでお問い合わせください。
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