コンセントに挿すだけですぐ使えるホームルーターは賃貸住宅に向いている?
2026年9月7日

結論(クイック回答)
はい、日本の賃貸住宅において、ホームルーター(置くだけWi-Fi)は非常に適した選択肢です。コンセントに挿すだけですぐに使え、壁に穴を開けたり光回線の開通工事を行ったりする必要がないため、大家さんや管理会社の許可を取る必要がありません。短期滞在の方、シェアハウスにお住まいの方、あるいは現在の住所にいつまで住むか分からない方にとって、最も合理的な選択肢と言えます。
ただし、ホームルーターはモバイル電波を利用して通信するため、通信速度はお住まいの地域の電波状況に左右され、また登録した住所以外への持ち出しは禁止されています。もし自宅内だけでなく、通勤・通学時など外出先でもインターネットを使いたい場合は、月額制ポケット型WiFiや月額制データSIMの方がより柔軟でおすすめです。
この記事はこんな方におすすめです
この記事は、日本在住で賃貸のお部屋にインターネットを導入しようか検討中の外国人の方に向けて作成しました。具体的には、以下のような方におすすめです。
- 日本に来たばかりで新居に入居し、1〜2日ですぐにインターネット環境が必要な留学生、技能実習生、特定技能生、会社員の方。
- 建物内に光回線設備(光回線)が導入されていない古いアパートやマンションを借りている方。
- 勝手に回線工事ができないシェアハウスや会社の寮にお住まいの方。
- 賃貸契約期間が短い方(6ヶ月〜1年程度)、または転勤の可能性がある方。
- YouTubeやNetflixの動画視聴、ベトナムへのビデオ通話、オンライン授業、軽めのテレワークなど、標準的なネット利用が中心の方。
これらに当てはまる方にとって、ホームルーターは速度、費用、手軽さのバランスが最も取れた選択肢となるはずです。
おすすめできないケース(対象外の方)
以下のようなケースでは、ホームルーターはあまりおすすめできません。
- 極めて安定した通信環境や低Ping値を求める場合:競技性の高いオンラインゲーム(FPS、MOBAなど)、ライブコマース配信、大容量ファイルのアップロードを伴う動画編集作業を日常的に行う方。この場合は、建物が許可していれば光回線(光回線)を選ぶべきです。
- 低層階、半地下、または電波が届きにくいエリアにお住まいの場合:分厚い鉄筋コンクリート造の建物、路地の奥の部屋、高層ビルの陰にある1階などは電波が入りにくく、夜間に著しく速度が低下することがあります。
- 外出先へインターネットを持ち歩きたい場合:ホームルーターは契約住所以外での利用が制限されており、別な場所に持ち出すと規約違反となって通信が停止される可能性があります。移動先でも使いたい場合はポケット型WiFiをご利用ください。
- 日本への滞在が数ヶ月程度の場合:ホームルーターの多くは端末代金が24〜36回の分割払いとなっており、早期解約すると残債を一括請求されます。短期間の滞在であれば、データSIMや月額制のポケット型WiFiの方が安心です。
- 物件に無料Wi-Fiが完備されている場合(築浅マンションやシェアハウスでは家賃にネット代が含まれていることがよくあります):追加で契約する必要はありません。
- 同時に大人数で利用する場合(シェアハウス等で夜間に4〜6人が同時に動画を見るなど):モバイル電波を分け合う形になるため、光回線を優先して検討することをおすすめします。
導入手順(申し込みから利用開始まで)
日本でホームルーターを導入する手順は、手続き自体は最短15分程度、端末が手元に届くまで数日ほどかかります。
- 自宅住所の提供エリアを確認する。大手キャリアの公式サイト(docomo home 5G、SoftBank Air、UQ/auのWiMAXなど)で郵便番号と住所を入力し、お住まいの地域で5G/4Gの良好な電波が届いているか確認します。これは最も重要なステップであり、確認を怠ると後悔のもとになります。
- プランを比較する。月額料金、端末代金、契約期間の縛り、途中解約時の違約金、データ制限の有無(多くは「無制限」と謳われていますが、短期間に大量通信を行うと速度制限がかかる場合があります)を確認・比較します。
- 不安な場合は大家さん・管理会社に確認する。ホームルーターは工事不要のため原則として許可は不要ですが、社員寮など独自の規則がある場合は念のため管理者に一報入れておくと安心です。
- 申し込む。各キャリアショップ、大手家電量販店(ヤマダデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)、またはオンラインで申し込みます。その際、設置先住所を正確に申告してください。ここが端末の使用を許可された住所となります。
- 端末を受け取る。宅配便で自宅に届くのを待つか(通常2〜7日程度)、店頭に在庫があれば即日持ち帰ることができます。
- コンセントに挿して利用を開始する。電源コードを挿し、電波を掴むまで3〜10分ほど待ちます。端末の底面や同梱カードに記載されているWi-Fi名(SSID)とパスワードを確認し、スマホやパソコンに接続します。面倒な初期設定は不要です。
- 設置場所を工夫する。窓際や高めの場所(棚の上など)に置き、分厚いコンクリート壁のすぐそばや、電子レンジ・冷蔵庫の近くは避けましょう。置き場所によって通信速度が何倍も変わることがあります。
- 最初の8日間で速度を測定する。電波がどうしても悪い場合に備え、多くのプランで「初期契約解除制度(8日以内の解約制度)」が用意されています。混雑する夜間(20時〜23時頃)に実測値を測り、問題ないか確認しましょう。
必要な書類・持ち物
外国籍の方が日本でホームルーターを契約する際、一般的に以下のものが必要となります。
- 在留カード(必須・有効期限内のもの):一部の通信会社では、一定以上の残存期間が求められたり、期限が近いと支払い方法が限定される場合があります。
- パスポート(本人確認の補助書類として提示を求められる場合があります)。
- ご本人名義のクレジットカード、または口座振替用の銀行通帳/キャッシュカード+印鑑(銀行印)。
- 在留カードと一致する現住所:引っ越したばかりで市・区役所での住所変更手続きがまだ済んでいない場合は、先に住所変更を完了させておく必要があります。
- 日本国内の連絡先電話番号(確認の電話や配送通知を受け取るため)。
クレジットカードや日本の銀行口座をまだお持ちでない場合、大手通信会社での長期契約はハードルが高くなります。そうした期間中は、銀行振込やコンビニ決済に対応したプリペイド/月額制のデータSIMやポケット型WiFiの利用が現実的な選択肢です。お支払い方法についてはサポートページをご確認ください。
費用(費用の目安)
以下の金額はおおよその目安です。通信会社のプラン内容は頻繁に変更されるため、契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
| 項目 | ホームルーター(置くだけWi-Fi) | 光回線 | ポケット型WiFi |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 事務手数料 3,000〜4,000円程度 | 工事費用 15,000〜40,000円程度(キャンペーンで実質無料になる場合あり) | 安価または0円 |
| 端末代金 | 約20,000〜72,000円(通常24〜36回の分割払いで、月々同額が割引されることが多い) | モデム/ONUはレンタルが基本 | プランにレンタル代が含まれることが多い |
| 月額料金 | 約4,000〜5,500円 | 約4,000〜6,000円(マンションタイプは戸建てより安め) | データ容量により約3,000〜5,000円 |
| 開通までの期間 | 2〜7日(端末の到着待ち) | 2週間〜2ヶ月(開通工事待ち) | 1〜3日 |
| 大家さんの許可 | 不要 | 原則必要 | 不要 |
| 外出先での利用 | 不可 | 不可 | 可能 |
見落としがちな費用:
- 分割払いが終わる前に解約した場合の端末残債:これは賃貸住まいの方が最も陥りやすい大きな出費です。
- 契約更新月以外の途中解約金(撤廃されたプランも増えていますが、一部では4,000〜10,000円程度残っている場合があります)。
- 引越しに伴う住所変更手数料:通常は無料ですが変更手続きが必須で、一部事務手数料が発生する会社もあります。
- 電気代:24時間365日通電しておくため、微々たるものですが月数百円程度の電気代がかかります。
開通までの期間と契約期間の注意点
開通までの日数:オンライン申し込みの場合は通常2〜7営業日で端末が届きます。店舗に在庫があれば、即日持ち帰ってその日のうちに利用開始できます。工事業者との日程調整で2週間〜2ヶ月(特に学生や新社会人の引越しが集中する3〜4月の繁忙期はさらに長期化)待たされる光回線と比べ、このスピード感こそがホームルーター最大の強みです。
契約期間の注意点:
- 現在は「2年契約の縛りなし」のプランが増えていますが、端末代金の24回または36回分割払いが実質的な縛りとなっています。
- 端末代金の割引は毎月の利用料金から少しずつ相殺される仕組みのため、早期解約すると以降の割引権利が消滅します。
- 初期契約解除制度(8日以内の解約権):総務省の定めに従い、通信契約では契約書面を受領した日から起算して8日間以内であれば契約を解除できます。ただし、各通信会社の条件により、利用した期間の日割り料金や端末代金など一部負担が発生する場合がありますので、契約時にスタッフへ詳細を確認し、書類を大切に保管してください。
申し込み窓口と利用場所に関する注意
ホームルーターは以下の場所で申し込むことができます。
- キャリアショップ(ドコモショップ、ソフトバンクショップ、auショップ、UQスポット):対面で詳しく説明を受けたい場合に最適ですが、対応は基本的に日本語となります。待ち時間を避けるため、事前にWeb予約をしてからの来店をおすすめします。
- 大手家電量販店:ヤマダデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、エディオンなど。複数キャリアのプランを一括比較でき、店舗独自のポイント還元やキャンペーンが充実しているのがメリットです。
- 公式Webサイトや代理店からのオンライン申し込み:キャッシュバック特典などが手厚い傾向がありますが、契約条項をご自身でしっかり読み込む必要があります。
端末の設置場所について:契約時に申告した登録住所でのみ利用が認められています。引越しをする際は、端末を持って移動する前に、マイページ(My docomo、My SoftBank、my UQ mobileなど)やカスタマーサポートから必ず住所変更手続きを行ってください。
来店の手間なく、クレジットカード不要で自宅に届き、部屋でも外出先でもネットを使いたいという方は、ぜひHD TELECOMの製品ラインナップもご検討ください。
よくある失敗とトラブル事例
1. 自宅住所の電波状況を確認せずに契約してしまう
最もよくある失敗です。エリアマップ上の「サービス提供エリア」はあくまで地域の平均的な目安であり、実際の電波の入りやすさは窓の方角、壁の厚さ、階数、周囲の建物に大きく左右されます。最初の数日間で必ず速度テストを行い、あまりにも通信状態が悪い場合は初期契約解除制度を活用しましょう。
2. 「契約期間の縛りなし」=いつでも無料で解約できると勘違いする
契約解除料(違約金)はかからなくても、端末代金の残債が残っている場合があります。1年で帰国する際に数万円の残債を一括請求されて驚く留学生や実習生は少なくありません。「12ヶ月後に解約した場合、最終的に支払う総額はいくらになるか?」を契約前に必ず確認してください。
3. 端末を実家や友人の家に持ち出して使う
ホームルーターは契約住所以外での通信が制限されています。無断で別な住所に持ち込んで使うと、通信を停止されたり規約違反として強制解約になったりすることがあります。移動先で使いたい場合は、最初からモバイル型のルーターを選びましょう。
4. 引越し時の住所変更手続きを忘れる
在日外国人の方は引越しの頻度が高い傾向にあります。通信会社に新住所を申告しないまま使い続けると通信が止まる可能性があり、重要な請求書や案内書類も旧住所に届いてしまいます。
5. 設置場所が悪いために「通信速度が遅い」と思い込む
床の上、収納棚の中、テレビの裏、コンクリート壁のすぐ横などは電波受信にとって最悪の場所です。クレームを入れる前に、まず窓際や高い場所に移動させて速度を測り直してみてください。
6. シェアハウス全員で1台のホームルーターを共有する
モバイル電波を5〜6人で共有して夜間に一斉に動画を再生すると、速度低下が顕著になります。シェアハウス環境では、各自でスマホ用のデータSIMを個別に契約した方が、快適かつ安上がりな場合も多いです。
7. 「データ容量無制限」の適用条件をよく読んでいない
「無制限」と書かれていても、回線の混雑時や短期間に極端な大容量通信を行った場合には速度制限がかかるという条件が付帯しているのが一般的です。毎月何百GBものゲームデータをダウンロードするようなヘビーユーザーの方は、事前に制限ポリシーをしっかり確認しておきましょう。
よくあるご質問(FAQ)
ホームルーターの利用には大家さんの許可が必要ですか?
原則として不要です。壁に穴を開けたり配線を引き込んだりする工事がなく、コンセントに電源プラグを挿すだけだからです。ただし、独自の規則がある会社の寮やシェアハウスにお住まいの場合は、あらかじめ管理者に伝えておくと安心です。
ホームルーターとポケット型WiFiの違いは何ですか?
どちらもモバイル回線の電波を利用しますが、ホームルーターはコンセント給電で自宅専用となっており、大型アンテナを内蔵しているため速度と安定性に優れ、同時接続台数も多くなります。ポケット型WiFiはバッテリー内蔵で自由に持ち運びができるため、通勤・通学時にもネットを使いたい方に最適です。詳細は月額制ポケット型WiFiをご覧ください。
引越し先にもホームルーターを持っていけますか?
はい、持っていけます。ただし新居で使用する前に、通信会社へ住所変更の手続きを行う必要があります。手続きは通常オンラインで完結し、手数料も原則無料です。なお、新居が提供エリア内に入っているか事前にご確認ください。
ホームルーターの速度は、オンライン授業やベトナムへのビデオ通話に十分ですか?
電波状況が良好なエリアであれば、5G対応ホームルーターは数十Mbps〜数百Mbpsの実測値が出るため、Zoom、Google Meet、Messenger、Zaloでのビデオ通話やNetflixのフルHD動画視聴には十分すぎるスペックです。問題が生じるとすれば、極端に電波が弱い部屋であるか、夜間の混雑時間帯に利用する場合です。
滞在予定が6ヶ月だけなのですが、ホームルーターを契約すべきですか?
あまりおすすめできません。24〜36回の端末代金分割払いが残ってしまい、帰国時のトータルコストが高くなるためです。短期間の滞在であれば、月額制データSIMや月額制のポケット型WiFiの方が柔軟でリスクもありません。
日本のクレジットカードや銀行口座がなくても申し込めますか?
大手キャリアの場合は口座振替やクレジットカード決済が必須となるため、審査に通るのは非常に困難です。口座開設を待つ間は、銀行振込やコンビニ決済に対応したSIMやWiFiプランの利用をご検討ください。お支払い方法の詳細はサポートページに記載されています。
契約後に自宅の電波が弱すぎることが分かったらどうすればいいですか?
まずは窓際や高所などへ置き場所を変更してみてください。それでも改善しない場合は、契約書面の受領日から8日以内であれば「初期契約解除制度」を利用して解約を申し出ることができます。その際にかかる残りの支払額について、通信会社へ必ず確認してください。
ホームルーター1台で何人まで使えますか?
技術的な仕様上は30〜60台ほどのデバイスを同時接続できますが、快適に動画視聴やネット利用を楽しむなら実質2〜3人程度が目安です。夜間に4人以上で同時に動画を視聴するような環境では、光回線の導入を検討した方が無難です。
参考出典・情報元
- NTTドコモ公式サイト — 「home 5G」サービス概要(契約条件、端末価格、提供エリアマップ)
- ソフトバンク公式サイト — 「SoftBank Air」サービス概要(月額料金プラン、設置場所住所に関する利用規約)
- UQ WiMAX / au公式サイト — 5G対応ホームルーターラインナップ(サービスエリア、通信速度制限ポリシー)
- 総務省 — 電気通信事業法における「初期契約解除制度」および消費者保護ルールに関する案内
- 各通信キャリア利用規約 — 設置先住所の制限規定および解約金に関する条項
ご注意:日本の通信各社が提供する料金プラン、キャンペーン内容、契約条件は頻繁に変更されます。ご契約前には必ず各社の公式サイトで最新情報を直接確認するか、店頭スタッフに確認のうえ、12ヶ月/24ヶ月利用時の総支払額を算出してもらうことをおすすめします。
情報確認日
この記事の内容は、2025年6月15日時点で公開されている日本の通信各社の情報をもとに確認・作成しています。これ以降にご覧いただいている場合は、最新の料金や契約条件を改めてご確認ください。
まとめ・ご案内
要約すると、日本で賃貸住宅に住んでいて、壁の工事や大家さんの許可といった面倒を避けてスピーディーにインターネットを使いたい場合、電波状況が良く、端末代金の分割期間を満たせる滞在予定があるなら、ホームルーターは非常に合理的な選択肢です。
一方で、短期滞在の方、引っ越しが多い方、日本のクレジットカードをお持ちでない方、あるいは部屋の中だけでなく通勤・通学時にもネットを使いたい方には、HD TELECOMがよりシンプルなプランをご用意しています。ご家族・同居人ともシェアでき持ち運べる月額制ポケット型WiFi、スマホ単体での利用に最適な月額制データSIMや月額制eSIM、そしてお仕事探しや銀行口座開設、賃貸契約に欠かせない日本の電話番号が手に入る音声通話付きSIMなど、多彩に取り揃えています。
取り扱い中の全商品は商品一覧ページよりご確認いただけます。また、お住まいの地域での電波状況に合わせた最適なプランの選定など、気になることがあればサポートページからHD TELECOMのベトナム語サポートチームへお気軽にご相談ください。今すぐ決める必要はありません。まずはお気軽にお問い合わせください。
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