HD TELECOM
ガイド

来日したばかりのベトナム人向け:SIMカード選びの完全ガイド A to Z(2026年版)

2026年8月8日

成田空港や関西国際空港に到着して、誰もが最初にすることはスマートフォンを開くことですが、インターネットが繋がらないことに気づきます。日本の電話番号がないと、賃貸契約も銀行口座の開設もできず、スーパーのポイントカードすら作れません。この記事は、来日したばかりのベトナム人の皆様に向けて書かれました。読み終えれば、ご自身がどのタイプに該当するのか、どのSIMを選ぶべきか、必要な書類は何か、そして最初の数ヶ月間に無駄な費用を支払わずに済む方法が正確にわかります。

1. なぜ渡航前にSIMを準備しておくべきなのか?

技能実習生や留学生として来日する多くの方が「日本に着いてから考えればいい」と思いがちです。しかし実際には、日本での最初の1週間こそが最もインターネットを必要とする時期です。監理団体(組合)や学校への連絡、地図アプリでの道案内、日本語の翻訳、家族への無事の報告などを行う必要があるからです。一方で、日本の無料WiFiはベトナムよりもかなり少なく、カフェや駅にあっても登録が煩雑で電波が不安定なことが多くなっています。

事前準備には2つの方法があります:

  • 渡航前にeSIMを注文する:対応端末(iPhone XR以降、Samsung S20以降など)をお持ちの場合、オンラインでeSIMを注文し、メールでQRコードを受け取れば、飛行機が着陸した瞬間に読み取ってすぐにネットが使えます。
  • 居住地に配送する物理SIMを注文する:寮や組合の宿舎の住所がすでに決まっている場合は、事前に注文して現地でSIMを受け取ることも可能です。

2. あなたはどのタイプ?ご自身のタイプを確認

日本でのSIMカード選びは、主に滞在期間所持している書類によって決まります。以下のどのグループに該当するかご確認ください:

グループ1:観光・親族訪問・短期出張(90日未満)

在留カードをお持ちでないため、ご本人名義での月額契約(後払い)SIMは契約できません。最適な選択肢はeSIMまたはプリペイド式観光用SIMです。パスポートのみで利用でき、5〜30日などのプランで使用後は破棄でき、契約の縛りもありません。

グループ2:留学生・技能実習生・エンジニア(6ヶ月以上の滞在)

空港(成田、羽田、関空、中部など)で入国時に在留カードが交付されるか、後日郵送されます。在留カードがあれば月額制SIMを契約できます。月換算すると観光用SIMよりはるかに割安です。ご注意:最初の月は日本の銀行口座やクレジットカードがないことが多いため、クレジットカード不要の支払い方法(コンビニ払い、銀行振込、代金引換など)に対応している事業者をお選びください。

グループ3:生活が安定している方・家族と同居している方

個人用SIMに加え、家族向けの固定WiFi(ホームルーターや光回線)の検討をおすすめします。家族全員で1つの回線をシェアする方が、全員が大容量データプランを個別に契約するよりもお得です。

3. 日本の3種類のSIM — 3分で正しく理解

種類おすすめな人必要書類価格の目安
eSIM / 観光用SIM(プリペイド)滞在が3ヶ月未満の方パスポートのみ日数プラン制(例:10日間で数千円〜)
月額データ通信専用SIMデータ通信がメインの留学生・実習生在留カード容量に応じて月額 約1,000円〜3,000円
音声通話+データSIM(070/080/090番号付き)就職活動や各種契約で日本の電話番号が必要な方在留カード(銀行口座が必要な場合あり)月額 約2,000円〜4,000円

初心者がよく勘違いするポイント:データ専用SIMには従来の電話番号がありませんが、Zalo、Messenger、LINEなどでのビデオ通話や音声通話は問題なく利用できます。お仕事などで日本の電話番号が必須でない場合は、データ専用SIMが最も節約できます。反対に、アルバイトの応募や部屋の契約をする際は、本物の日本の電話番号を求められることが多いため、その場合は音声通話付きSIMが必要です。

4. 月額SIM契約時に必要な書類

  1. 在留カード:表面に写真、裏面に住所が記載されているもの。入国直後で住所が未記載の場合は、先に市区町村役所(区役所/市役所)に行って住民登録を行ってください(所要時間約30分、無料)。
  2. 受け取り先の住所:寮、組合の宿舎、賃貸アパートのいずれでも可能です。
  3. お支払い方法:日本のクレジットカードが最もスムーズですが、まだお持ちでない方はコンビニ決済、銀行振込、または代金引換(COD)に対応している事業者を探しましょう。HD TELECOMでは、クレジットカードなしでSIMを受け取ってからの支払いが可能です。

5. オンラインでSIMを注文する標準的な流れ

  1. 適切なデータプランを選択します(目安は以下のセクション6を参照)。
  2. 情報を入力します:パスポート通りの氏名、日本での住所、メールアドレス、連絡先(Zalo/LINEも可)。
  3. 在留カード(月額SIMの場合)またはパスポート(観光用SIMの場合)の写真をアップロードします。
  4. 受け取り方法を選択します:eSIMは即日メールでQRコードを受信、物理SIMは郵送で1〜3日でお届け。
  5. SIMを挿入し、付属のマニュアルに従ってAPN設定を行い(通常2〜3ステップ)、端末を再起動すれば完了です。

6. データ容量はどれくらいあれば十分?

  • 月3〜5GB:メッセージ送信、地図の閲覧、軽度のFacebook閲覧のみ。主に自宅や学校のWiFiを利用する方向け。
  • 月10〜20GB:留学生や実習生に最も人気のあるプラン。週に数回の実家へのビデオ通話や標準画質でのYouTube視聴が可能。
  • 30GB以上または無制限:動画を頻繁に見る方、オンラインゲームをする方、または自宅にWiFiがない方向け。

ちょっとしたコツ:最初の月は控えめなプランを選び、スマホのデータ使用量統計を確認してみましょう。ほとんどの事業者は翌月からプラン変更が可能です。「念のため大きめのプランを買っておく」のは、初心者が最も無駄なお金を払ってしまう原因です。

7. 初心者が陥りがちな5つの落とし穴

  1. 大手ショップで「端末無料」につられて2年契約をしてしまう:違約金と端末の分割払いが重なると、合計で数万円以上になることがあります。滞在計画が確定していない時期は、長期契約を避けるのが無難です。
  2. 名義変更されていない「転売SIM」を購入する:他人の名義のSIMは規約違反であり、突然利用停止になるリスクがあるほか、端末紛失時の手続きも自分で行えません。
  3. スマホの「SIMロック」を確認していない:ベトナムで分割購入したスマホや中古スマホはロックがかかっている場合があります。渡航前に設定画面で確認するか、他のSIMでテストしておきましょう。
  4. 携帯会社を変える際に古いプランの解約を忘れる:日本では多くが自動引き落としのため、解約を忘れると使っていなくても毎月料金が発生し続けます。
  5. ベトナムの携帯会社のローミングを長期間使う:最初の数日は便利ですが、MBあたりの単価が非常に高額です。緊急手段としてのみ利用してください。

8. よくある質問

まだ日本での住所が確定していませんが、SIMの注文はできますか?

可能です。2つの方法があります:eSIMを選ぶ(住所不要でメール受取)、または事前に注文して滞在予定のホテルや寮へ送付指定する。

開通して使えるようになるまでどれくらいかかりますか?

eSIM:注文当日に開通し、数分で使えるようになることもあります。物理SIM:郵送に1〜3日追加でかかります。

ベトナムから持ち込んだスマートフォンは日本で使えますか?

SIMロックが解除されており、日本の対応周波数帯(2018年以降のモデルであればほぼ問題ありません)に対応していれば基本的に使用可能です。端末が古すぎる場合は、日本で中古端末を購入することも検討してください(日本の中古スマホは非常に手頃な価格です)。

銀行のOTPを受け取るためにベトナムの電話番号を維持したい場合は?

渡航前に、ベトナムの携帯会社の番号保管プラン(月額数百ドン程度)に加入し、ベトナムのSIMをサブスロット(デュアルSIM機)に入れるか、古いスマホに入れて自宅に置いておきます。日本へ来たら日本のSIMをメイン回線にし、ベトナムSIMは必要な時だけSMS受信用として使います。

まとめ

日本でのSIMカード選びは難しくありません。滞在期間の確認 → SIMの種類の選択 → 必要書類の準備 → 適切なデータ容量の選択、という正しい順序を踏むだけです。もし自分に最適なプランがわからない場合は、HD TELECOMのベトナム人スタッフが日本語・ベトナム語で無料サポートいたします。お問い合わせページより、セクション2のどのグループに該当するかをお知らせいただければ、お客様のご状況に合わせた最安のプランをご提案いたします。