eSIMとは?iPhone・Androidでの設定方法をステップ解説
2026年8月8日
「今日SIMカードを注文して明日出発する」という場合、物理SIMカードでは郵送が間に合いません。しかしeSIMなら、ご注文から日本で通信が開通するまでわずか数分です。本記事では、eSIMについて今まで聞いたことがない方でも理解できるよう、基本情報から設定手順まで分かりやすく丁寧に解説します。
1. eSIMとは?分かりやすく解説
従来のSIMカードは、端末のトレイに挿入する小さなプラスチックカードです。一方、eSIMは端末内部にあらかじめ組み込まれた「電子SIM」です。プラスチックカードを挿入する代わりに、QRコードを読み込んで通信事業者の情報をプロファイルとして読み込みます。通信やデータ使用ができるという結果は全く同じですが、以下のような違いがあります。
- メールですぐに受け取れる:配送を待つ必要がなく、紛失の心配もありません。
- SIMピン capabilities/不要:小さなSIMカードを落としたり紛失したりするリスクがありません。
- 1台の端末に複数のeSIMを保存可能:ベトナムのSIMカードを物理スロットに挿してSMS認証(OTP)を受け取りつつ、日本のeSIMをメイン回線として併用できます。
- プランや通信会社の変更が簡単:画面上の操作だけで完結します。
2. お使いの端末はeSIMに対応していますか?
eSIMに対応している主な機種(一部抜粋):
- iPhone:iPhone XR、XS(2018年モデル)以降(iPhone SE 2020/2022、iPhone 11、12、13、14、15、16、17を含む)。
- Samsung:Galaxy S20以降、Note 20、Z Fold/Flipシリーズ、A54/A55および最新のAシリーズの一部。
- Google Pixel:Pixel 3以降。
- その他のメーカー:2021年以降に発売されたOppo、Xiaomi、Sonyの多くの機種(個別のモデル確認が必要です)。
30秒でできる確実な確認方法
- iPhone:設定 → モバイル通信 を開き、「eSIMを追加」が表示されていれば対応しています。
- Android:設定 → 接続/ネットワーク → SIMマネージャー を開き、「eSIMを追加」が表示されていれば利用可能です。または、キーパッドで
*#06#と入力し、画面に32桁のEIDが表示されればeSIMに対応しています。
ベトナム等で購入された端末に関する重要事項:同じモデル名であっても、中国本土版などの一部モデルにはeSIM機能が搭載されていない場合があります。また、端末がSIMロック解除済み(SIMフリー)である必要があります。iPhoneの場合、「設定 → 一般 → 情報 → SIMロック」が「SIMロックなし」となっているかご確認ください。
3. 設定前の準備(3点)
- eSIMのQRコードが記載されたメール:ご注文後に届くメールです。機種変更時にも必要となる場合があるため、削除しないでください。
- Wi-Fi接続環境:eSIM設定時はモバイル通信が使えないため、Wi-Fi環境(自宅、ホテル、他端末からのテザリングなど)が必要です。
- QRコードを表示する別の画面:パソコンやご家族・知人の端末でメールのQRコードを表示させて読み取ります。端末が1台しかない場合は、項目6の手動入力手順をご利用ください。
4. iPhoneでのeSIM設定手順(6ステップ)
- Wi-Fiに接続し、設定 → モバイル通信 → eSIMを追加 をタップします。
- QRコードを使用 を選択し、カメラを起動します。
- メールで受け取ったQRコードを読み取ります。「eSIMをアクティベート」と表示されたら続けるをタップします。
- 1〜2分ほど待つと自動的にアクティベートされます。「日本SIM」など分かりやすい名称(ラベル)を設定します。
- モバイルデータ通信のメイン回線として日本のeSIMを選択します(ベトナムSIMがある場合は通話/SMS用にしておきます)。
- 案内がある場合は、日本のeSIMのデータローミングをオンにします(トラベルeSIMなどの場合、接続に必要なステップとなります)。
設定完了後、ステータスバーに電波アイコンと4G/5Gが表示されれば成功です。アンテナピクト(電波)は立っているのにネットに繋がらない場合は、項目7をご確認ください。
5. AndroidでのeSIM設定手順(Samsung端末の例・6ステップ)
- Wi-Fiに接続し、設定 → 接続 → SIMマネージャー を開きます。
- eSIMを追加 → QRコードをスキャン をタップします。
- メールのQRコードを読み取り、追加 を選択します。
- プロファイルのダウンロード完了まで1〜2分待ち、追加したeSIMを有効にします。
- SIMマネージャーで、日本のeSIMをモバイルデータに設定します。
- マニュアルの指定に応じて、データローミングをオンにします。
Pixelやその他のAndroid端末でも基本的な手順は同様です:「設定 → ネットワークとインターネット → SIM → eSIMの追加」。
6. QRコードが読み取れない場合の手動入力(2分で完了)
QRコードには、SM-DP+アドレスとアクティベーションコードという2つの文字列が含まれています。丁寧なサービス事業者であれば、メールのQRコードの下にこれらの文字列が明記されています。入力方法は以下の通りです。
- iPhone:設定 → モバイル通信 → eSIMを追加 → QRコードを使用 → 画面下の情報を手動で入力をタップします。
- Android:スキャン画面でアクティベーションコードを入力 / 手動入力を選択します。
それぞれの欄に該当するコードを貼り付ければ完了です。QRコードを読み取った場合と全く同じ結果になります。
7. 設定後にインターネットに繋がらない場合のチェックリスト
- eSIMがモバイルデータ通信に設定されていますか? よくあるミスとして、eSIMを追加したものの通信が元のSIMに設定されたままになっているケースがあります。
- eSIMのデータローミングはオンになっていますか? 多くのトラベルeSIMでは、データローミングのオンが必須です。
- APN設定が必要ですか? 一部の通信事業者ではAPN(アクセスポイント名)の手動設定が必要です。案内メールの情報を確認し、「設定 → モバイル通信 → モバイルデータ通信ネットワーク」でAPN、ユーザー名、パスワードを入力してください。
- 端末を再起動する:シンプルですが、多くの問題がこれで解決します。
- 機内モードのオン/オフを試す:電波の再検索を行います。
- それでも解決しない場合:設定画面のスクリーンショットを撮影し、サポートまでお送りください。HD TELECOMではベトナム人スタッフが常駐しており、ZaloやLINEにてお使いの機種に応じた個別サポートを提供しています。
8. eSIMに関するよくある3つの質問
新しいスマホに買い替えた場合、eSIMは消えてしまいますか?
eSIMは端末に紐づいているため、機種変更時には新しい端末への移行手続きが必要です。最新のiPhone同士であればクイック転送機能が利用可能です。その他の場合は、通常QRコードの再発行が必要となりますので販売元にご連絡ください(無料または少額の手数料で対応可能です)。
誤ってeSIMを削除してしまった場合はどうすればいいですか?
ご安心ください。通信プランの情報は通信事業者のシステム側に保存されており、端末内だけに存在するわけではありません。販売元にご連絡いただき、アクティベーションコードの再発行を受ければ再度ご利用いただけます。
1台のスマホで同時にいくつまでeSIMを使えますか?
多くの機種で複数のeSIMを保存できますが、同時に有効化できるのは通常1〜2個です。例えばiPhone 13以降では、2つのeSIMを同時利用するか、物理SIM1枚+eSIM1枚の同時利用が可能です。「ベトナムSIMでSMS認証を受け取りつつ、日本のeSIMでデータ通信を行う」という使い方に最適です。
まとめ
eSIMは、日本で素早くインターネット環境を準備するための最も便利な手段です。オンラインで注文すれば、配送を待たずにQRコードを読み取るだけで即座に利用を開始できます。お使いの端末が対応している場合は、物理SIMカードよりもeSIMのご利用を強くおすすめします。設定方法でご不明な点がございましたら、機種名を添えてHD TELECOMまでお気軽にご連絡ください。ベトナム語による画像付きガイドをご案内いたします。
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