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日本の電話番号がなくても銀行口座は開設できますか?

2026年9月3日

結論から

法律上、電話番号は日本で銀行口座を開設する際の必須の本人確認書類ではありません。 犯罪収益移転防止法で義務付けられているのは、有効な本人確認書類(在留カード、パスポート)と日本国内の居住地です。しかし、実際にはほぼ100%の銀行が申込書に日本国内の連絡先電話番号の記入を求めており、ネット銀行(楽天銀行、PayPay銀行、SBI銀行など)ではSMSでOTPを受け取るために日本の携帯電話番号が必須となっています。番号がないと登録を完了できません。

実際の結論としては、ゆうちょ銀行や大手銀行の窓口で開設する場合、寮や学校、会社の固定電話番号(相手の同意を得た上で)を一時的に使える可能性があります。しかし、最も安全で早い方法は先に日本の電話番号付きSIMを購入してから口座開設に行くことです。

この記事はこんな方向けです

  • 来日したばかりで在留カードは持っているものの、まだ電話番号を持っていない留学生、実習生、エンジニア、特定技能労働者の方。
  • データ専用SIM(090/080/070の番号なし)を使用中で、SMSが受信できず銀行に断られた方。
  • 「銀行口座開設には電話番号が必要だが、SIMを買うには銀行カードやクレジットカードでの支払いが必要」というループに陥っている方。
  • 来日したばかりの外国人にとってどの銀行が最も開設しやすいか知りたい方。

該当しないケース

  • まだ在留カードを持っていない、または区役所・市役所で住所登録をしていない場合。 日本国内の有効な住所がなければ、電話番号があっても通常の口座は開設できません。まず転入届を提出してください。
  • 短期観光ビザ(90日、在留カードなし)で入国した場合。 日本の銀行はほぼ観光客向けに口座を開設しません。
  • 給与受取用に、勤務先が指定する口座を開設したい場合。 この場合、会社が指定銀行を案内し、まとめて手続きを行うこともあるため、事前に人事部門にご確認ください。
  • 会社用の法人口座を開設する必要がある場合。 手続きが全く異なるため、本記事では扱いません。

手続きの流れ

つまずかないための正しい順序

  1. 在留カードの受け取り — 空港または入国後に区役所で受け取ります。
  2. 区役所・市役所で住所登録 — 転居後14日以内に行います。この手続き後、住所が在留カードの裏面に印字されます。銀行はこの項目を必ず確認します。
  3. 日本の電話番号付きSIM(音声通話SIM)を購入する。多くの方がこのステップを飛ばしてしまい、銀行に二度足を運ぶことになります。090/080/070の番号でSMSを受信できることは、ほとんどの銀行手続き、銀行アプリ、二段階認証を完了させる上で事実上の条件となっています。
  4. 自分に合った銀行を選ぶ(下記の比較表参照)。来日6ヶ月未満の方は、ゆうちょ銀行または自宅・学校近くの地方銀行を優先しましょう。
  5. 営業時間内(通常9:00〜15:00、月曜〜金曜)に窓口へ行き、下記5.の必要書類を全て持参します。
  6. 口座開設申込書に記入する。氏名はローマ字で在留カードと同じ表記に、住所はカード裏面と同じ表記にします。
  7. 印鑑またはサインを登録する。現在多くの銀行では外国人のサインを認めていますが、印鑑(hanko)があった方が便利です。
  8. その場で通帳を受け取りキャッシュカードは郵送で1〜2週間後に登録した住所へ届きます。受け取りにはご本人の在宅とサインが必要です。不在の場合は不在通知が入り、再配達を依頼することになります。

今すぐ電話番号を用意できない場合

  1. 寮、学校、会社に施設の固定電話番号を一時的な連絡先として使えるか確認しましょう。銀行が確認の電話をかけることがあるため、必ず事前に許可を得てください。
  2. オンラインではなく窓口での開設を優先しましょう。窓口の手続きはアプリのeKYC(SMS必須)よりもずっと柔軟です。
  3. この方法で開設した口座は、実際の携帯番号を更新するまでインターネットバンキングやアプリが有効化できない場合があることを理解しておきましょう。
  4. SIMを入手したら、できるだけ早く銀行に戻るか変更手続きページから電話番号を更新してください。

正直に言うと、上記1〜4は応急処置です。音声通話SIM1枚のコストは、仕事を休んで2〜3回足を運び、それでも銀行アプリが使えないことに比べればずっと安く済みます。今すぐ日本の番号が必要な方は音声通話SIMまたは月額eSIMをご覧ください。

必要書類

  • 在留カード — 必須。裏面に現住所が記載されている必要があります。
  • パスポート — 照合のため併せて求める支店が多いです。
  • マイナンバーカードまたは通知カード — 多くの銀行で必須。特に国際送金や利息の受け取りが発生する可能性がある場合。
  • 学生証・入学証明書(留学生の場合)または在職証明書(就労者の場合) — 必ずしも必須ではありませんが、口座開設の理由を説明する助けになるため持参をおすすめします。
  • 個人の印鑑(お持ちの場合)。ない場合は、その支店でサインが認められるか事前に確認してください。
  • 日本国内の連絡先電話番号 — 「書類」ではありませんが、申込書上の必須項目です。
  • 初回預入金額 — 通常1円以上で足りますが、数千円の現金を持参することをおすすめします。

氏名に関する注意: 申込書に記入する氏名は、姓名の順番を含めて在留カードと完全に一致している必要があります。一文字でも間違えると、銀行に書類を差し戻されます。

費用

項目参考費用
通常の銀行口座開設無料(0円)
開設時の最低預入金額1円から(実際には1,000〜10,000円程度の預入をおすすめします)
通帳・キャッシュカード紛失時の再発行銀行により異なるが1回あたり約1,100円
個人印鑑(hanko)の作成約1,000〜3,000円
日本の電話番号付きSIMプランにより異なる。商品一覧をご覧ください
口座維持手数料通常0円。銀行によっては2年間取引のない休眠口座に手数料が発生する場合あり

言い換えると、口座開設自体にはほとんど費用がかかりません。本当のコストは時間、そして電話番号を事前に用意しているかどうかにあります。

期限・処理時間

  • 区役所での住所登録: 転居日から14日以内。これは法律上の期限であり、遅れないようにしましょう。
  • 窓口での口座開設: 書類が揃っていれば約30〜60分。通帳は通常当日中に受け取れます。
  • 郵送でのキャッシュカード受け取り: 約7〜14営業日。受け取りにサインが必要な簡易書留などで郵送されます。
  • オンライン(ネット銀行)での口座開設: 3〜10日ですが、最初のステップから日本の携帯電話番号が必須です。
  • 「在留6ヶ月」の規定: 外国為替法により、来日6ヶ月未満の外国人は「非居住者」に分類され、特に国際送金など一部サービスが制限される場合があります。そのため一部の支店では在留期間6ヶ月以上を求めることがあります。長期の就労ビザ・留学ビザと雇用契約書や入学証明書をお持ちであれば、多くの銀行は問題なく開設に応じますので、証明書類を持参してください。

手続き場所

来日したばかりの方に最も開設しやすい銀行は?

銀行電話番号の要否来日したばかりの方への開設しやすさ備考
ゆうちょ銀行連絡先番号が必要だが、窓口開設ではより柔軟最も開設しやすいあらゆる郵便局にあり、外国人の手続きに慣れた職員が多い
三菱UFJ銀行/三井住友銀行/みずほ銀行日本国内の連絡先番号が必要普通一部支店では在留6ヶ月以上を求める場合あり。外国人の多い地域の支店を選ぶのがおすすめ
地方銀行・信用金庫連絡先番号が必要普通〜開設しやすい支店近くに居住・勤務していれば対応が良いことが多い
楽天銀行、PayPay銀行、SBI銀行、ソニー銀行SMS OTP受信のため日本の携帯番号が必須SIM未取得の場合は難しい完全オンラインでの開設のみ、窓口不可
SBI新生銀行携帯番号が必須普通英語対応が充実

実践的なアドバイス: 外国人の多い地域(新大久保、池袋、上野、実習生の多い工業都市など)にある支店を選びましょう。そういった地域の職員は、あなたと同じような書類の扱いに慣れているため、処理が早く、不当に断られることも少なくなります。

日本語のわかる方に同行してもらう

日本の銀行にベトナム語を話せる職員がいることは稀です。日本語がまだ不安な方は、先輩、先生、会社の担当者に同行してもらうことで大幅に時間を節約できます。大手銀行の一部にはバイリンガルの申込書があります。「英語の申込書はありますか」と聞いてみましょう。

よくある間違い

1. データ専用SIMを電話番号があると勘違いする

データSIM(データSIM)はインターネット接続のみを提供し、090/080/070の番号がなくSMSを受信できません。多くの方がLINEの番号やベトナムの番号を申込書に記入し、その後認証コードを受信できずに銀行アプリを有効化できないという事態に陥っています。行政手続きが必要な場合は日本の番号付き音声通話SIMをご利用ください。学習や娯楽用のインターネットだけが必要な場合は月額データSIMで十分です。

2. 050 IP番号でOTPを受信しようとする

インターネット経由の通話アプリが発行する050番号は便利ですが、多くの銀行や金融サービスはSMS認証時に050番号を拒否します。ネット銀行の登録に050番号を使わないようにしましょう。

3. 区役所での住所登録がまだ済んでいない

在留カード裏面が空欄のままだと、ほぼ確実に断られます。まず転入届を行い、その後銀行へ行きましょう。

4. 在留カードと異なる住所を記入する

例えば、カードには「1-2-3」と記載されているのに、「1丁目2番3号」と建物名を付けて書くと表記が一致しません。キャッシュカードが郵便局から差し戻される可能性があります。建物名や部屋番号も含めて記載通り正確に書き写しましょう。

5. 郵便受けの名前と登録名が一致していない

キャッシュカードは簡易書留で郵送されます。郵便受けに名前が表示されていないと、郵便局が銀行へ差し戻し、手続きが取り消される場合があります。カードが届く前に郵便受けに名前を貼っておきましょう。

6. 営業時間外に銀行へ行ってしまう

口座開設窓口は通常15:00に閉まり、土日祝日は休業です。ATMが稼働していても口座開設ができるわけではありません。

7. 「SIM購入に銀行カードが必要」というループにはまる

日本の大手キャリアの多くはクレジットカードまたは口座引き落としのみでの支払いを受け付けているため、来日したばかりの方はSIMを購入できないことがあります。対処法として、振込、コンビニ払い、現金払いに対応した事業者を選びましょう。支払い方法の詳細はサポートページをご覧ください。

8. 口座開設後、長期間「休眠」させてしまう

何年も取引のない口座は非活動口座とみなされ、一部の銀行では維持手数料が発生します。帰国する場合は、放置せずに正しく解約手続きを行いましょう。

よくある質問

電話番号がなくてもゆうちょ銀行で口座開設できますか?

可能性はあります。窓口で開設し、学校や寮、会社の固定電話番号(その相手の同意を得た上で)を連絡先として提供できる場合です。ただし、これは各支店の判断次第であり、当然の権利ではありません。ご自身の携帯番号を持つことが最も確実な方法です。

ベトナムの電話番号を記入してもいいですか?

おすすめしません。申込書の電話番号欄は銀行が国内で連絡するためのものであり、海外の番号はシステムで拒否されることが多く、認証SMSも受信できません。この方法で開設した口座は機能が制限されやすくなります。

データSIMで銀行のOTPコードは受信できますか?

そのSIMにSMS機能が付帯していない限り受信できません。純粋なデータSIMには電話番号がないためSMSを受信できません。銀行アプリ、二段階認証、PayPay登録などのサービスを確実に利用したい場合は、090/080/070の番号付き音声通話SIMをご利用ください。

来日6ヶ月未満でも口座開設できますか?

長期在留カードを持ち、住所登録済みで、入学証明書または在職証明書がある場合、多くのケースで開設可能です。ゆうちょ銀行や多くの地方銀行は比較的柔軟に対応してくれます。一部のメガバンク支店は内部規定として6ヶ月ルールを設けている場合があるため、断られた場合は他の支店や他の銀行を試してみてください。

日本のSIMを購入するのに事前に銀行口座は必要ですか?

必ずしも必要ではありません。振込や現金払いに対応した事業者もあり、来日したばかりでまだカードを持っていない方に適しています。これが「SIM購入に銀行口座が必要、口座開設にSIMが必要」というループから抜け出す方法です。支払い方法の詳細はサポートページをご覧ください。

電話番号を取得した後、銀行にはどう更新すればいいですか?

通帳、在留カード、登録済みの印鑑(またはサイン)を持って窓口へ行き、住所・電話番号変更届の用紙をもらいましょう。口座が有効化されていれば、アプリやインターネットバンキング上ですぐに変更できる銀行もあります。

電話番号を変更した場合、何か影響はありますか?

あります。銀行に登録された電話番号はOTP受信、異常取引の確認、パスワード再設定に使用されます。銀行に連絡せずに番号を変更すると、アプリがロックされたり、振込の認証ができなくなったりする可能性があります。番号変更後はすぐに更新してください。

完全オンラインかつ英語で口座開設できますか?

英語インターフェースに対応したネット銀行もいくつかありますが、いずれも日本の携帯番号と、動画撮影や在留カード撮影を伴うeKYCの手続きが必須です。SIMを持っていない場合、この認証ステップを完了できません。

参考情報源

  • 警察庁 — 犯罪収益移転防止法、口座開設時の本人確認に関する規定:npa.go.jp
  • 金融庁 — 口座開設・マネーロンダリング防止に関するガイドライン:fsa.go.jp
  • ゆうちょ銀行 — 外国人向け口座開設案内ページ:jp-bank.japanpost.jp
  • 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行 — 在留外国人向け個人口座開設条件に関する公式ページ。
  • 出入国在留管理庁 — 在留カードおよび住所届出義務に関する規定:isa.go.jp
  • 総務省 — 携帯電話契約時の本人確認に関する規定(携帯電話不正利用防止法):soumu.go.jp

重要な注意: 口座開設の条件は銀行ごと、さらには支店ごとに異なり、随時変更される可能性があります。本記事は参考情報であり、金融・法律に関する助言ではありません。訪問前に、必ずお住まいの銀行や区役所の公式サイトで確認するか、電話でお問い合わせください。

情報確認日

本記事の情報は2025年6月に最終確認されています。(編集者への注記:公開前に具体的な確認日を更新し、公式情報源へのリンクを再確認してください。)

銀行に行く前に日本の電話番号が必要ですか?

来日したばかりで「電話番号がない」というステップでつまずいている方には、HD TELECOMが外国人専用のSIM/eSIMプランをご用意しています。在留カードでの登録に対応し、銀行口座をまだお持ちでない場合でも柔軟な支払い方法でご利用いただけます。

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